黒田、本拠地での8年ぶり球宴

大歓声を浴びながら力投する広島・黒田博樹=マツダスタジアム(撮影・園田高夫)
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 「オールスター第2戦、全セ-全パ」(18日、マツダ)

 先発の広島・黒田博樹投手が、地元広島で2回を3安打無失点に抑える凱旋登板を果たした。

 「すごく雰囲気が良くて、投げてて気持ち良かった」と満足そうに振り返った。

 一回は1番秋山(西武)をスライダーで空振り三振に。続くクルーズ(ロッテ)に左前打を打たれたものの、柳田(ソフトバンク)、中田(日本ハム)をスプリット、カーブで空振り三振に斬り捨てた。

 二回は満塁のピンチを切り抜けた。先頭の中村(西武)に右前打を許し、続く糸井(オリックス)には四球。松井稼(楽天)は右飛に打ち取ったものの、中島(日本ハム)に中前打されて1死満塁。ここから炭谷(西武)を、シュートで遊ゴロ併殺に打ち取った。

 今年、米大リーグから8年ぶりに広島へ復帰。黒田の球宴8年ぶり5度目出場の年に、09年以来6年ぶりの広島の開催が重なり、球場には背番号「15」のユニホームがあふれていた。

 初回はパ・リーグを代表する若手スラッガーを相手に奪三振ショー、二回はさすがの投球術を披露し、球場に姿を現しただけで熱狂的な声援を送ったファンを堪能させた。

 二回には中島の強烈なピッチャー返しを止めようと、右手を出す場面も。闘志あふれるプレーを「日頃の癖が出てしまいました」と苦笑いで振り返った。

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