出た1号!新井4安打4打点猛爆呼んだ
「広島12-5ヤクルト」(5日、マツダスタジアム)
頼りになるぜ-。広島・新井貴浩内野手(39)が1号3ランを含む今季初の4安打&4打点の大活躍で、勝率5割復帰と今季最多12得点の猛爆を呼び込んだ。2000安打まで残り14本。ここまで1試合1・5本のハイペース。早ければ4月19日からのDeNA2連戦(横浜)中にも達成する勢いだ。
試合後のベンチ裏。新井の姿を見つけた緒方監督が大声で叫んだ。「きょうはいいだろう。新井に聞いてくれよ」。誰もが認める勝利の殊勲者。今季最多12得点の猛攻。大勝の起点となったのは、4安打&4打点のベテランだった。
ハイライトは六回だ。ルナ、エルドレッドが単打でつなぎ、新井が打席に立った。1ボールから2球目。真ん中低めのスライダーを狙った。思い切りバットを振り抜いた打球は、左中間スタンド目掛けて一直線。「打ちたい気持ちは、ずっとあった」と、今季1号のダメ押し3ランだ。
「ヤクルトは打線がいいから、何点あってもいいので。いいスイングができてよかった。野球は点を取るスポーツ。その中で本塁打が出て最高です」
五回には1死一塁から右前打でつなぎ、会沢の逆転満塁弾を導いた。七回は無死一、三塁から中前適時打。八回にも2死一、二塁から左前打。今季初4安打の固め打ち。勝利の立役者となった新井はそれでも「アツ(会沢)がナイスバッティングだった。勝ててよかった」と、真っ先に後輩の一打に賛辞を送った。
節目の2000安打まで一気に残り14本。シーズン214安打、1試合1・5本のハイペース。早ければ4月19日からのDeNA戦2連戦中に達成する勢いだ。プロ18年目の39歳。打撃の礎は「2006、7年くらい」に築いたという。05年に本塁打王を獲得。だが翌06年に監督に就任したマーティ・ブラウン氏に“依頼”された。
「マーティに『100打点を目指してくれ』と言われた。早めにタイミングを取って、長く球を見るイメージ。逆方向に打ち返す感覚が身についた。自分の場合は“詰まれ、詰まれ”と思っている」
この年、100打点に到達。強固な形を作り上げた。ベテランの執念でチームは勝率5割に復帰。先発野手全員安打と勢いをたぐり寄せた。「残り14本?全く意識してないよ。またあした。いい試合ができるように準備したい」。まだ道半ば。勝利にひたむきに、優勝に全力で駆けていく。




