ドラ2横山6回1失点 30日竜戦先発へ

 「オープン戦、日本ハム1-3広島」(16日、鎌ヶ谷スタジアム)

 広島のドラフト2位・横山弘樹投手(24)=NTT東日本=の開幕ローテーション入りが確定。30日・中日戦(ナゴヤドーム)の先発マウンドを託される可能性が高まった。日本ハムとのオープン戦では6回を投げて4安打1失点。粘りの投球と自らの好守で再三のピンチを切り抜け、ローテ5番手の座を手中に収めた。

 走者を背負っても全く崩れなかった。横山が、再三のピンチを粘りある投球で最少失点に抑えた。6回4安打4四球で1失点。開幕ローテの5番手を確定させた。

 初回、いきなり先頭の西川に四球を与えると、2死二塁の場面で、日本ハム4番・中田の止めたバットに当たる不運な右前打で先制を許したが、失点はこれだけ。三者凡退で抑えたのは五回だけだったが、先発としての役割は十分果たした。

 「調子が悪い中でも抑えないといけない。結果は良かったですけど、先頭の四球が多かった。修正していかないといけない」。反省は残したが、プロ入り最長となる6回を投げ抜いた。畝投手コーチは「五、六回は修正できていた。立ち上がりの部分だけ少し直したら信頼度はもっと上がる」と、早いイニングでの修正を求めた。

 収穫もある。直球の最速は146キロを計測し、終盤でも140キロ台を記録。「左打者へ内側のストレートがしっかりと投げきれた」と、前回登板の10日・ヤクルト戦(マツダ)で生じた課題を克服した。

 二回には先頭に左前打を許しながらも、続く岡が試みた送りバントに対しては素早いフィールディングで一走・レアードを二塁で封殺した。四回にも好判断のバント処理で進塁を阻止。緒方監督は「フォアボールを連発してもしっかりアウトを取れれば失点につながらない」と守備力を高く評価した。対戦した日本ハム・中田も「投げっぷりがいい。真っすぐに力があった。すごくいいピッチャー」と警戒した。

 シーズンを見据えて、プロ初となる打席にも立った。3打席で2三振と振るわなかったが、打者としての準備も整えた。

 デビュー戦は、17日・西武戦(西武ド)に先発する岡田の結果次第になるが、開幕2カード目の2戦目、30日・中日戦(ナゴヤドーム)の可能性が高まった。「シーズン通して戦う準備はできている。次は自分の投球をしたい」。先発ローテ投手としての自覚は十分。まずは次回の登板に向けて最終調整を行う。

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