黒田、9年ぶり天福球場で練習

キャッチボールで汗を流す広島・黒田博樹=日南(撮影・吉澤敬太)
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 広島の黒田博樹投手(41)が15日、宮崎県日南市の天福球場で、休日返上練習を行った。この日午前中、自宅のあるロサンゼルスから、空路で宮崎空港に到着。16日からは日南最終クールに合流。同地では実に、9年ぶりのキャンプとなる。

 小林投手コーチを相手に、最大80メートルの距離でのキャッチボールでは到着するなり73球を投げた。約1時間、じっくり体をほぐしながらのトレーニング。9年ぶりに訪れた天福球場に「久しぶりという感じがしなかった。違和感はなかったですね」と、笑みを浮かべながら振り返った。

 日南は1997年のプロ1年目から、メジャー移籍する2008年まで、汗を流した思い出の地。「若いころは練習がハードで、走ってばかりいました。投げ込みもやっていましたし、沖縄(キャンプ)よりは思い入れが強いです」と懐かしみながら汗を流した。

 2月10日に41歳の誕生日を迎えた右腕。プロ20年目のシーズンへ向けて「昨年と変わらず1試合、1試合、目いっぱい投げていきたいです。1年間、しっかりローテーションを守り抜けるように。その試合が最後のつもりで、準備してマウンドに上がりたいです」と気を引き締めていた。

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