ドラ1岡田 2・20デビューあるゾ

 広島のドラフト1位・岡田明丈投手(22)=大商大=が18日、廿日市市の大野練習場で、プロ入り後初めてブルペンに入った。感触を確かめる程度だったが、合同自主トレを視察した畝龍実投手コーチ(51)は「質のいい、重そうな球」と高評価。また、同6位・仲尾次オスカル投手(24)=ホンダ=も初めてブルペンに入った。

 屋内練習場に響く重低音が確かな力の証明だった。岡田の初ブルペンに合わせ、球団関係者が集結。熱視線を浴びながらドラ1右腕は黙々と腕を振った。「5割くらい」の力だが、捕手の真後ろから球筋を確認した畝投手コーチは、潜在能力を再評価した。

 「球のキレもいいし、(ブルペンに)入ったばかりだけど、いい球が多かった。質のいい、重たそうな球だな」

 セットポジションから左足を大きく上げる。反動を利用して真上に上げた右腕を一気に振り下ろす。指先から離れた球は、糸を引くように捕手のミットに収まった。「人が多くて少し慣れない部分はありました」。はにかみながら岡田は、初ブルペンを振り返った。

 捕手を立たせたまま直球のみ34球。確認箇所は「結構多い」というが、大きく分けて3点。左足を上げて真っすぐ立つ、壁をつくる、真っすぐ捕手に向かう-。この日で合同自主トレの第1クールが終了。休日を挟み、20日からの第2クールでは捕手を座らせて投球練習を行う見込みだ。

 順調な仕上がりに早期の実戦登板の可能性が出てきた。2月20日のヤクルト戦(浦添)がオープン戦初戦。畝コーチは「適性はキャンプで見て考える。沖縄の早い段階で投げさせたい」と話す。25年ぶりの優勝に欠かせぬ戦力。開幕1軍へ、ドラ1右腕が着実に階段を上がる。

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