黒田9年ぶり日南キャンプ合流を決断

 広島の黒田博樹投手(40)が日南キャンプからチームに合流することが16日、わかった。日南でのキャンプは07年以来9年ぶりで、参加するのは初日からではなく、2月16日の最終クールからの予定。昨年は沖縄からキャンプに参加したが、今年はチームにいち早く合流し、開幕に向けて準備を整えていく。

 背番号「15」が日南キャンプに帰ってくる。球団関係者によると、黒田は2月16日から始まる最終クールに合流する予定だという。日南を訪れるのは07年以来9年ぶり。地元ファンにとっては、待ちに待った朗報だ。

 7年間培ったメジャーでの調整方法が尊重され、日本復帰2年目の今年も昨年同様にキャンプ参加時期は黒田に一任されていた。そのため、今年のキャンプも昨年と同じく2月20日からの沖縄から合流するとみられていた。だが、今季の開幕は昨季より2日早い3月25日(DeNA戦・マツダ)。黒田はシーズンに向けてしっかりと調整するため、キャンプ参加を前倒しすることを決めた。

 昨年、沖縄は“黒田フィーバー”に沸いた。平日にもかかわらず1000人ものファンが球場に詰めかけるなど、にぎわいをみせた。日南も連日、例年以上に多くのファンが詰めかけたが、今年は黒田の合流により、さらなる盛り上がりをみせそうだ。

 黒田は現在、米ロサンゼルスで自主トレを行っている。日南はロサンゼルスや沖縄に比べて気温が低いため、ケガをしないことを最優先に、慎重に調整していく。畝投手コーチは「最初から全体練習に入らなくていいと言ってある。本人と話してみてからになるけど、ランニングなど軽めのメニューになる」と方針を明かした。

 それでも昨年はチーム合流翌日に即ブルペン入りしており、日南でもブルペン入りする可能性はある。実戦での登板について、畝投手コーチは「去年もアメリカでブルペンに入ってきた。どこまで肩をつくってくるか。仕上がりをみて、実戦での登板を考えていきたい」と話した。

 日米通算193勝で、200勝まであと7勝。昨季後、「しっかりした成績を残さないといけない。毎試合元気にマウンドに上がって、最高のパフォーマンスをしてチームに貢献したい」と今季への意気込みを語ったベテラン右腕。今年は日南が“黒田フィーバー”で熱くなる。

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