松田オーナー来季は「ぶっちぎりV」
広島は26日、広島市内の球団事務所で仕事納めとなり、松田元オーナー(64)が「(球団創設から初優勝までの)苦節の26年を超えるのは恥ずかしい。ぶっちぎりで優勝したい」と来季へ固い決意を表した。
今季は3位にも入れずCS進出を逃した。一方で主催試合の総観客数は球団史上初めて200万人を超え、211万266人を記録。「想像もできなかった数字。それだけのお客さんに来てもらいながら情けない」と複雑な表情を浮かべた。
今年の広島県はスポーツに沸いた。「今年はJT(バレーボール男子)や世羅高校(男女駅伝)、サンフレッチェが優勝して広島のスポーツは輝かしい成績を残した」と振り返りつつ、「(カープだけ)一人取り残されたみたい。来年は引っ張っていきたい」と力強く語った。
来季の目標はもちろん25年ぶりの優勝。「粘り強い戦い。回が連れるによって、いつひっくり返されるか分からない、相手が嫌がるようなチームになってほしい」。松田オーナーは鯉戦士に悲願を託した。