飯田熱投203球!オスカルに負けん

 「広島秋季キャンプ」(18日、日南)

 広島・飯田哲矢投手(24)が18日、宮崎県日南市での秋季キャンプで203球を投げ込んだ。上半身に頼るのではなく、下半身主導の投球を身に付けるのが狙い。来季はドラフト6位指名で同じ左腕の仲尾次オスカル投手(24)=ホンダ=が加わりライバルが増える。新人に負ける訳にはいかない!

 静まりかえったブルペンが熱を帯びた。汗を飛ばしながら、飯田が左腕を振り続ける。「もう1球、お願いします!」。球数は200を超え、最後は203球に到達。自らの課題を克服するための熱投劇だ。

 「今年は上体に頼った投げ方になっていた。下半身主導で投げられるようにならないといけない」

 即戦力左腕として入団しながら、わずか16試合の登板に終わった今季。球威を上げ、制球力を取り戻して来季に臨むため、フォームにメスを入れた。「球数が増えてきつかった」と汗をぬぐいながらも、「6割から7割の力でも低めの球が伸びていた。この感じで投げられるように続けていきたい」と手応えをつかんだ。

 来季は共通点が多い左腕との競争が待ち受ける。ドラフト6位の仲尾次だ。共に1991年3月28日生まれの左投げで、ドラフト指名順位も同じ。「社会人時代に練習試合で対戦したことがある。同じチームになるなんて不思議な感じです」と笑った。

 同い年ながら、プロでは自身が1年先輩になる。「絶対に負ける訳にはいかない」と闘志を燃やす。左の中継ぎ左腕確立がチームの懸案事項の1つ。殻を破り、ポジションをつかみとる。

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