広島・黒田、マエケンら和田引退惜しむ

 広島の黒田博樹投手、前田健太投手らが12日、中日・和田一浩外野手の今季限りでの引退報道に、一様に驚きの声を上げた。両右腕は過去の対戦を振り返って「すごく嫌なバッターでしたね」と引退を惜しんでいた。

 黒田は2004年、銅メダルを獲得したアテネ五輪で共に戦ったチームメート。「僕の2つ上で常に優しく接してくれた」と感謝した。その上で引退決断に「この前に対戦した時も、まだまだできると思っていたので、ちょっとビックリしています。でも、自分の野球観で決められたと思う。人それぞれモチベーションや、コンディションを維持する難しさがある。それなりに考えての決断だったと思う」と語った。

 また、前田は「よく打たれたイメージがあります。正直、嫌なバッターでした。いろいろ話してくれましたし、対戦できなくなるのはすごくさみしいです」とコメント。06年の第1回WBCで共に戦った新井も「WBC以来、すごくかわいがってもらっている先輩。すごくさみしいですけど、本当にお疲れさまでした」とねぎらっていた。

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