広島・鈴木誠、虎左腕攻略の起爆剤に
広島の鈴木誠也外野手が25日からの阪神3連戦(マツダ)で左腕攻略の起爆剤になる。相手先発は能見、横山、岩田と左腕3人の予定。スタメン出場の可能性が高い21歳の右打者は24日、チーム浮上へ貢献を強く誓った。
「しっかりその時、その時で切り替えて3連戦、投手(との対戦)に入っていけたら」。首位チームとの戦いを前に、鈴木誠は決意を明かした。8月は17試合に出場し44打数13安打(打率・295)。左投手先発時は主に6番で出場するが、21日の巨人戦(マツダ)では1番、23日の同戦は3番と上位を任された。
左投手には今季、80打数26安打(同・325)、4本塁打と好成績を残す。ただ、3連敗した18日からの中日3連戦(ナゴヤドーム)では、3戦ともスタメンで10打数1安打。「塁に出られるように。持ち味をなくさず、しっかり打っていけたら」と気を引き締める。
「監督から打撃、走塁、いろいろ練習しないと、試合ではうまくできない。経験して、しっかり生かしてくれ、と言われています」
辺りが暗くなり始めた午後7時過ぎ。マシン打撃や体のケアなど、約5時間の練習を終えた。「1試合、1試合、粘り強く戦うチームが勝ち進んでいけると思う。気持ちを切り替えてしっかりやっていきたい」と鈴木誠。残り33試合。若きホープが浮上のカギを握る。





