エルド“勝利の女神”の前でV打!

 「広島2-1巨人」(23日、マツダ)

 母の前で最高の姿を披露した。広島・エルドレッドは一塁上で、鯉党の大歓声を一身に浴びた。決勝の勝ち越し打をマーク。代打で逆転決勝2ランを放った前日に続いて、ヒーローになった。

 1-1の六回2死二塁。田口の内角球に詰まりながらも、打球は遊撃・坂本の頭上を越え、中前にポトリ。二走・鈴木誠を生還させ「いい場面で1本が出て良かった」と胸を張った。第2打席まで内角攻めに苦しみ連続三振したが、「反省を踏まえて、ストライクゾーンの幅を広く考えていたんだ」と、第3打席で経験を生かした。

 この日は来日中の母・シンディさん(55)が、球団の要請を快諾し、1日限定ホームランガールを務めていた。初回には先頭打者弾を放った丸にスラィリー人形を手渡した。「とても興奮してうれしかった。このまま勝ち進んでほしい。息子のことは誇りに思います」と笑顔を見せた。

 エルドレッドは「とてもうれしかった。本塁打は難しい。母がいても意識せず、自分のできることをやろうと思った。いい打点を挙げられて良かった」と振り返った。

 昨季本塁打王が、シーズン終盤で本領を発揮しつつある。頼れる主砲は「母はいい仕事をしてくれた。おかげで勝てたのかもしれないね」と、笑顔で感謝することも忘れなかった。

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