新井が通算9本目の満塁弾

 「広島9-1ヤクルト」(13日、マツダ)

 広島が3本のアーチを含む9得点で大勝。連敗を2で止めた。4番の新井が2012年6月27日・中日戦(ナゴヤドーム)以来、3年ぶりの4安打4打点。1死満塁で巡った三回の打席では、石川の初球、真ん中低めの112キロシンカーを左翼スタンドに運んだ。

 昨年8月15日のヤクルト戦以来、自身通算9本目のグラウンドスラム。「最近、甘い球を見逃すケースが増えていたけど、せっかくみんながつないでくれたチャンス。積極的にいこうと思った」と、会心の一打を振り返った。ただ、自身の復調以上に、チームの連敗ストップに笑顔。3位巨人との差を3に縮めて「きょうは絶対に負けられない試合。本当に勝ててよかった」とホッと一息ついた。

 38歳、野手最年長の活躍に、緒方監督も最敬礼。「きょうは新井でしょう。あの打席での集中力。打席でも、走塁守備でも、気を抜かずにプレーしてくれる。本当に頼もしいね。いけるところまで、行ってもらいましょう」とベテランの奮闘をたたえていた。

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