「ＤｅＮＡ４－５広島」（２日、横浜）

　広島・菊池が好守連発で逆転勝利に貢献した。八回、無死一塁で打席に倉本。１ボールからの２球目、バントの構えからバスターエンドランを仕掛けてきた。菊池は一塁側に寄っていたが、この打球に素早く反応。「ボールが滑ってきた。最初は（体で）止めれば１個はアウトになる」と考えたが、倒れ込みながら二塁にバックトスした。

　「体がうまく反応してくれた。広輔もよくカバーしてくれた」と、息の合ったコンビプレーで併殺を完成させた。五回にも嶺井の一、二塁間の打球に俊足で追い付き、こぼしながらも倒れ込みながら一塁送球。アウトにした。

　打っても２点に絡む活躍だったが「あれは大きかった。究極のプレー。次につながる逆転勝利だった」と、守備での貢献に笑顔を見せた。

　緒方監督も「この時期は、どうしても投手が疲れてくる。そういう意味でキク、丸、ロサリオが、しっかり起用に応えてくれた」と、逆転勝利に導く野手の奮起を高く評価していた。