マエケン強打の西武戦にも自分曲げない
広島のエース前田健太投手が、9日の西武戦(西武プリンス)に先発する。この日はマツダでの投手指名練習に参加。キャッチボールや、短いダッシュで調整して「西武の打線はいいと思う。ほとんどの人が初対戦で、久しぶりの西武戦。いままでの結果を見る限り、長打もあるし気をつけないといけない打線ですね」と警戒した。
西武戦は11年以来4年ぶりの登板。過去2試合の対戦で、いずれも勝敗は付かなかった。中村、浅村、森らが並ぶ西武打線はチーム59本塁打で、ソフトバンクと並んでリーグトップタイ。だが、「長打を気にして投げていたら、自分の投球ができず負けてしまう。自分の投球を曲げないことが大事」と強調した。
今季は11試合の登板で4勝4敗。防御率1・76でリーグ2位の好成績を収める。前回2日の日本ハム戦(マツダ)では、8回6安打2失点。勝ち投手の権利を持って降板したが、救援陣が崩れて逆転負けを喫した。だが、全11試合で7回以上を投げて、いずれも3失点以内に抑えるなど安定感は抜群。絶対エースでカード初戦に勝ち、交流戦ラスト6連戦に弾みを付ける。
