広輔&松山弾!東京Dに花火2発

 「巨人4-5広島」(14日、東京ド)

 東京ドームに2発の花火が上がった。広島が3連敗阻止へ一丸で臨んだ一戦。2度目の対戦となる巨人・マイコラスに、左を5人並べた鯉打線が目覚めた。巨人のお株を奪う空中戦で先制、そして同点。一発攻勢で天敵を粉砕した。

 1番・田中の一振りが号砲となった。初回、1ストライクからの2球目。低めのカーブを狙った。高々と舞った打球は右翼席に着弾。今季2号はプロ入り初の先頭打者本塁打だ。「直球に差し込まれないように意識した。うまく打てましたね」と自画自賛した一打。まず主導権を握った。

 二回に逆転されたが、再び一発で流れを引き戻した。四回1死二塁から松山が起死回生の同点2ラン。1-1からの3球目、高めに浮いた外角の直球に対し、逆らわず強振。打球は赤く染まった左翼席に届いた。チームを救った今季1号は69打席目の待望の一発だ。

 「プロに入って初めて、逆方向に完璧に打てた。チャンスで打てていなかったし、(チャンスを)つくれてもいなかった。いいところで打ててよかった」

 2人の活躍で3連敗を阻止。緒方監督も「松山の2ランが非常に大きかった。昨日、一昨日とやられている中で、選手が意地を見せてくれた」と喜んだ。15日からは本拠地に戻って、首位DeNAとの3連戦。上位進出へ、田中が、松山がチームを勝利に導く。

編集者のオススメ記事

カープ最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(野球)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス