今村“復肩”0封!中継ぎ陣救世主へ

 「オープン戦、日本ハム3-3広島」(17日、札幌ド)

 名前がアナウンスされると、右翼席から大きな歓声が上がった。不安定な中継ぎ陣の救世主となるべく、ファンも待ち望んだオープン戦初登板。確かな手応えを手にした13球。広島・今村が1回3人斬りと、上々の結果で応えた。

 「とりあえず結果を残せたので、あとはこれを続けていきたいです」。五回、同級生の大瀬良からバトンを受けると、まずは先頭の岡を143キロ直球で一ゴロに斬った。続く中島は125キロスライダーで遊ゴロに。最後は西川をフォークで二飛に打たせて取った。最速145キロ。復調の兆しを見せた。

 15日・オリックス戦から緊急昇格。岩見、佐藤、小野らが2軍降格するなど、チームは中継ぎを固定できないでいる。就任時から「早く戻って来て欲しい」と話してきた緒方監督は一定の評価を与えながらも、「永川、デヘススらが当落線上。もう1試合、2試合みて判断します」と、今後のアピールに期待した。

 右肩痛の影響でキャンプ2軍スタート。2月17日の紅白戦で1軍合流も、1回2失点で逆戻り。以降は好不調の波をなくす努力を続けた。「結果を残す。それだけです」と今村。2011年から3年連続で50試合に登板した右腕の復活は、24年ぶりVを狙うチームに欠かせない。23歳の復活ストーリーが今、始まった。

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