松坂、驚異の修正!3失点後無安打投球
「オープン戦、ソフトバンク2-3ロッテ」(17日、ヤフオク)
本拠地のマウンドに初めて上がったソフトバンク・松坂が、二つの顔をのぞかせた。立ち上がりから4連打を食らい3失点。そこから六回まで無安打投球。「立ち上がりはどうにかしないといけない。数多く打者と対戦して情報を得られたのは良かった」と複雑な表情を浮かべた。
オープン戦3度目の登板で、パ・リーグのチームと初対戦。「試合に入るとまだ力が入りすぎる」と言うように、初回、先頭の荻野貴に左前打で出塁を許すと、鈴木にはエンドランを決められ無死一、三塁。角中、今江の連続適時打で、10分足らずで3失点した。
それでも無死一塁から井口を三ゴロ併殺に仕留め、大松も右飛。初回は直球系を狙われたが、二回以降は得意のスライダーを軸に打たせて取る投球で凡打の山を築いた。
この日の最速は145キロで4奪三振。驚異的な修正能力に、工藤監督は「より崩れるようなら考えないといけないが、立ち直ったのを見て、心配ないと思った」と胸をなで下ろした。
西武時代の06年3月30日以来9年ぶりとなるヤフオクドームのマウンドで意地を見せ「シーズンさながらの雰囲気を経験させてもらえて良かった」と松坂。順調なら2軍戦を挟んで、31日・本拠地でのオリックス戦で公式戦初登板を迎える。