堂林 緒方監督から2軍降格を通達

 「オープン戦、広島3-8オリックス」(14日、福山)

 広島の堂林翔太内野手が14日、オリックスとのオープン戦後、緒方孝市監督から2軍降格を通達された。1軍に定着した12年以降、3年連続で開幕スタメンに名を連ねたが、開幕を目前に無念の降格となった。

 試合後、マツダスタジアムでのコーチ会議で、緒方監督が最終決断。「彼は開幕ベンチを狙う選手じゃないでしょ。開幕サードのスタメンを狙うには内容、結果とも全然考えられないレベル。もう一回、2軍で見つめながら、相手と戦う姿勢を示してほしいね」と厳しい言葉を並べ、堂林に奮起を促した。

 最後のチャンスとなった一戦は「9番・三塁」で出場。3打数無安打で迎えた最終打席、スタンドから「気合を見せろ堂林」と厳しい声が飛んだが、結果は見逃し三振に倒れた。オープン戦14打数1安打。指揮官は「彼は野村前監督に、いろんなことを教えてもらった一番の選手。これ以上、掛ける言葉はない。スタンドからの声援にもあったでしょ。それだけ」と続けた。

 逆境に立たされた23歳は通告後、「逆にいいチャンスと考えて前向きに捉えたい。こうなった以上、切り替えて前を向いてやる」と、吹っ切れた表情で気合を入れた。

 また鈴木将光外野手、上本崇司内野手も2軍降格。磯村嘉孝捕手、安部友裕内野手はファームでの実戦を経て、20日からのソフトバンク戦(ヤフオクド)までに、再昇格か否かの判断が行われる。代わって木村昇吾内野手が、15日のオリックス戦(マツダ)から1軍に合流する。

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