黒田復帰初登板へ…50~60球予定

 米大リーグから8年ぶりに復帰した広島・黒田博樹投手(40)が、8日のヤクルトとのオープン戦(マツダ)に先発する。復帰後初の対外試合登板は、50~60球前後を予定。「投げながら打者の特徴や、いろんなものを見たい」と7日、テーマを掲げた。

 試合前に、新入団選手の紹介が行われた。全13選手の最後にアナウンサーから「お帰りなさい、黒田博樹」と紹介されると、詰め掛けた1万7164人のファンは大歓声。ゆっくりマウンドまで歩き、右手で帽子を取ると球場は大いに沸いた。

 「実際にマウンドに立ってみないと、分からないですよね。どういう心境になるのか。(結果が)どっちになっても、すべてポジティブに考えたい」

 この日はキャッチボールや、20メートル前後のダッシュで調整。メジャー時代から変わらぬルーティンで登板に備えた。シーズンの初登板は3月29日、本拠地でのヤクルト戦が決定的。前哨戦となるマウンドへ「現時点のボールで、打者がどういう反応をするかを見たい」と気を引き締めていた。

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