一岡ゼロの誓い!球団記録更新じゃ
広島の一岡竜司投手(24)が10日、鹿児島・薩摩川内市で巨人・杉内俊哉投手(34)らとの合同自主トレを公開した。今季目標に掲げたのは、「防御率0点台」、「29試合連続無失点の球団記録更新」、「無敗」。この3つの“ゼロの誓い”を胸に1年間1軍でセットアッパーとしてフル回転し、緒方鯉を勝利に導く。
目指す頂が高ければ高いほど、一岡は燃えるタイプだ。鹿児島での自主トレ後、力強く掲げた3つの“ゼロの誓い”。それは投手ならば誰もが成し遂げたい、高い目標ばかりだった。
まずは「防御率0点台」だ。広島移籍1年目の昨季は31試合に登板し、防御率0・58。「1年間を通じて、防御率は0点台で終わりたいという思いがある。頑張りたい」。すでに0点台の実績はある。1年間フル稼働できるかが課題だが、2年連続で達成する可能性はある。
2つ目の目標は「連続無失点記録」。球団記録は、今村が持つ29試合連続無失点(12年)だ。一岡自身は昨季の14試合連続が最高だが、「難しい記録だけど、10試合を区切りにしながら狙っていきたい」と意欲的。着実に0を積み重ねていく覚悟だ。
3つ目は「無敗」だ。昨季も2勝0敗2セーブだったが、今季も「負けないのも目標」とさらり。今季先発投手陣は前田と黒田の2枚看板を軸に大瀬良や野村が続く。これに新外国人のジョンソンや、福井、戸田、九里らが加わり、リーグ屈指の布陣を形成する。それだけに救援陣の役割は大きくなるが、一岡も「先発の勝ちを消して負けがつくのは嫌」と自覚は十分だ。
昨季2度痛めた右肩の状態は万全だ。年明けから2年連続で杉内らと行っている合同自主トレでも痛みはない。「完璧な状態。2月1日に全力で投げられる」。杉内が契約する個人トレーナーの助言を元に肩回りの強化が日課。「知識が増えた」と再発防止へ向けたケアに怠りはない。
「1年間を通して投げたことがない。まずは自分のポジジョンを確立したい」。勝利の方程式の一角としてフル回転するのが大前提。その先に24年ぶりの優勝、そして自身が目指す頂が待っている。
