2年目高橋あるぞ!いきなりスタメン

 広島・高橋大樹外野手(20)が、入団2年目で初めて1軍に昇格する18日・楽天戦(マツダ)で、いきなりスタメン起用される可能性が出てきた。17日の1軍全体練習に合流した大砲候補の動きを確認した野村謙二郎監督(47)が、今後の起用法について言及した。阪神が勝ったためチームは3位に転落。高橋が、今月初の連勝と再浮上を狙うチームの起爆剤になる。

 物おじする男ではない。初めて1軍の全体練習に参加した高橋は、右打席から持ち味のフルスイングで、力強い打球を連発した。「最初は緊張したけれど、先輩も声をかけてくれた。一生懸命に振りました」と、大粒の汗をぬぐった。

 12年度のドラフト1位。2年目の今季はウエスタン・リーグ54試合で、リーグ最多10本塁打。6月からは両膝を少し折って構え、スイングを左手で主導するように変えて確実性が増した。新井打撃コーチは「ためらわずいいスイング。天性のものはある」と認めた。

 楽天2連戦の先発は川井、松井裕の両左腕。野村監督は2軍から「左投手には面白い」と推薦を受け、高橋の昇格を決めた。「試してみたい。スタメンかどうかはこれから考えるが、いい経験だし自信をつけてほしい」と言及した。指名打者制の本拠地。18日に出場選手登録が行われ、即先発起用される可能性は十分にある。

 高橋本人も気合十分だ。「一生懸命に振るしかない。ホームランを打ちたい」ときっぱり。「自分はホームランバッターと期待されて入団した。長打を打てるようにしたい。自信はあります」と続けた。表情も口調も真剣そのもの。大きな目標をあえて口にして、己を鼓舞した。

 ファームでは内田2軍監督に指導され、東出、栗原からも助言を受け続けた。打席での心構えは、皆から「追い込まれたら終わり。そこまでに決着をつけろ」と教わった。今季から昨季より1インチ長い、36インチ(約91センチ)のバットを使用。グリップを細くした。「ヘッドが走る。当たれば飛ぶ」と、長打にこだわってきた。

 初球からのフルスイングで、目指すのはプロ初本塁打。チームは15日・ロッテ戦(QVC)で連敗を9で止め、再浮上を狙う。その号砲を打つつもりだ。

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