丸ノリにノった4安打!3割乗った

 「ヤクルト7-13広島」(8日、神宮)

 連敗ストップへ、鯉打線が乱れ打ちだ。終わってみれば今季最多の16安打&13得点と大爆発。広島・野村監督は「素直に喜べない。ウチらしくない野球だったけど、打線はよく頑張った」と疲れた表情で振り返った。

 引っ張ったのは丸だ。2点リードの五回無死一塁で、徳山のスライダーを捉えた。「うまくインサイドから打てた」という一撃は右翼席への6号2ラン。4月25日の巨人戦(マツダ)以来となる一発で打線に火を付け、エルドレッドや堂林らが続き、一挙5点のビッグイニングとなった。

 その後も丸の勢いは止まらなかった。中前打、左前打と打ちまくり、この日は4打数4安打2四球と全打席で出塁。これで7日のヤクルト戦から7打席連続出塁となったが、「予言します。明日(記録は)止まります」と笑い飛ばした。

 打率も・307まで急上昇した。4月2日以来の3割超えに「まだ100試合以上あるんだから」とさらり。4月中旬には結果が出ない時期はあったが「調子は悪くない」と焦りはなかった。

 もちろんこれで満足はしていない。「今まで投手陣に負担を掛けてきたので、打線が投手を助けられるようにやっていきたい」。若きチームリーダーが力強く誓った。

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