燃える大瀬良!G倒&初勝利へ強気攻め

 広島のドラフト1位・大瀬良大地投手(22)=九州共立大=が7日、マツダスタジアムで指名練習に参加した。22年ぶりに同率首位同士で迎える、8日からの巨人3連戦(東京ドーム)は、第2戦に先発予定。チームの単独首位浮上と自身のプロ初勝利をかけ、強力打線への真っ向勝負を約束。正面突破へ、血をたぎらせた。

 力強かった。大瀬良はプロ2度目の先発となる巨人戦に向け「自分は強い相手であればあるほど燃えるタイプ。別にひるむことはない。強気に攻めて、勝負をしたい」とキッパリ。気持ちを高まらせ、語気も強くなった。

 プロ初先発だった2日・ヤクルト戦(マツダ)は、7回2失点と好投。九回に守護神ミコライオが追いつかれ、プロ初勝利は逃したが、延長十二回に堂林がサヨナラ弾。笑顔で勝利の輪に加わることができた。

 この日はブルペンで57球を投じ、先発予定の9日の巨人戦へ準備した。「勝ちたい気持ちはあるが、早くプロ初勝利を、という焦りはない。チームが勝つのが一番。巨人と首位で並んでいるので」

 巨人と同率首位で3連戦に臨むのは、92年4月14~16日(東京ドーム)以来、22年ぶり。当時は敵地で3連勝した。昨年は8勝14敗2分けと苦手にした相手を倒して単独首位に立てば、勢いはさらに加速する。

 大瀬良は11年6月の全日本大学選手権で、巨人ドラフト1位・小林を擁した同大を相手に、完封勝ちを収めた。その球場が東京ドームだった。好印象を持ってマウンドに上がれるはずだ。チームの勝利に、自身のプロ初勝利が伴えば言うことはない。

 難敵は歓迎だ。大学2年、11年11月の明治神宮大会で創価大・小川(現ヤクルト)との投手戦の末、0‐2で敗れた。「次は絶対に勝とうと練習した。そしてやり返すことができた」。翌年6月の全日本大学選手権、再び小川と投げ合い、2‐0の完封勝利でリベンジ達成。巨人が相手でも、その負けじ魂が変わることはない。

 3連戦は野村、大瀬良、篠田が先発予定。開幕4カード連続の勝ち越しなら、87年以来27年ぶり。大瀬良は「相手がどこでも一緒。自分の投球をするだけです」と言い残して、決戦の地に向かった。

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