ドラ1大瀬良プロモード!仲良し返上だ

 “プロモード”にギアチェンジだ。広島ドラフト1位の大瀬良大地投手(22)=九州共立大=が10日、新人合同自主トレで精力的に汗を流した。3キロ走では抜け出した九里を追い、最後は2人並んでゴール。負けん気を前面に出した。

 大瀬良にスイッチが入った。約3キロのランニング。中盤で抜け出した九里に対し「あまり離されても。一緒にゴールしたいと思った」とスピードアップ。ほぼ並んでフィニッシュした。

 大学の日本代表で一緒だった九里とは親交が深い。前夜は学生時代の思い出話に花を咲かせた。それでもグラウンドではケジメをつける。「彼もそうでしょうけど、僕も負けたくない。先発を争うライバル。ここは仲良しこよしの世界ではない」と、闘志を見せた。

 長崎日大時代は清峰・今村(現広島)、九州共立大では1つ先輩の川満(現ロッテ)を意識して成長を重ねた。広島の新人では九里がその対象だ。

 キャッチボールを見た植田バッテリーコーチは「球離れが遅くて、腕の使い方が柔らかい感じ」と感想を述べた。根本トレーナーは「例年なら自分が(3キロ走は)先頭で走るのに、九里、大瀬良、中村が先に進んでいった。みんなの仕上がりが早い」と感心した。

 合同自主トレ初日を終え「順調にこなせた」と、余裕を漂わせた右腕。それでもブルペン入りについては「しっかり肩をつくってから。慌てないようにしたい」と、マイペースを強調した。心は熱くとも、冷静に歩みを進める。

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