堂林「巨人」化計画 用具が坂本、村田…

 セ・リーグ覇者のエキスを注入し、飛躍を目指す。広島の堂林翔太内野手(22)が6日、大阪市内で開かれた「ミズノ ブランド アンバサダー ミーティング」に出席。バットは坂本、三塁用グラブは村田、外野用グラブは長野と、巨人3選手モデルの用具を使い、巻き返す。

 “相棒”を決めた。堂林は秋季キャンプから巨人・坂本タイプのバットを使い始め、好感触を得た。7月にオールスター戦に出場した際、坂本から譲り受けていた。

 「来季はこれでいこうと思いました。トップの位置が少し下になって、軽く振り抜ける感じがいい」と説明。サイズは0・5インチ長い34インチ(約86・4センチ)にした。

 昨季は“飛ばないボール”で14本塁打したが、今季は“飛ぶボール”で6本塁打に減少。昨季リーグ最多150個を数えた三振を減らそうと、打撃が小さくなってしまった。8月末には左手中指を骨折し、CSにも出られなかった。

 来季はフルスイングを貫く覚悟だ。「今年は振れなかった。しっかり当たれば打球は飛ぶ。(坂本モデルは)振り抜ける」と、言葉に力を込めた。

 三塁守備でも“相棒”を見つけた。全試合に出場した昨季はリーグ最多の29失策。今季は105試合で19失策と、成長の跡は見せた。さらなる守備力アップを目指し、セ三塁手部門でゴールデングラブ賞に輝いた村田モデルを発注した。

 今季使ったのはヤクルト・宮本(今季限りで引退)のモデル。村田モデルは大きな違いはないが、球を受ける面がやや広い。「(村田は)すごく手本になる方。マネをしたい気持ちがあります」と語った。

 秋季キャンプでは外野守備にも取り組み、外野専用グラブを初めて発注した。内野用と違和感が少ない、小型のものをリクエストしたところ、それは長野モデルだった。

 堂林は「三塁を取る気持ちです。僕は外野手ではありません」と言うが、チーム方針でもあり、外野にも取り組んでいく。3人の巨人選手モデルを導入する来季。新たな“相棒”とともに、プリンスが巻き返しを図る。

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