ドミニカ出身ロサリオ秋季Cに大抜てき
広島は30日、日南秋季キャンプ(11月2日から21日)の参加メンバーを発表した。メンバーは投手12人、野手18人の計30人で、その中の1人にドミニカのカープアカデミーの練習生、ライネル・ロサリオ外野手(24)が抜てきされた。カープアカデミー出身の野手では04年のフランコ以来の秋季キャンプ参加となる。
力は未知数だが、大化けする可能性を秘めている。身長188センチ、体重104キロ。カープアカデミー出身の野手では9年ぶりとなる秋季キャンプ参加が決まったロサリオは「アピールしたいのは打撃。パワーを見せたい」とにやりと笑った。
昨年までは大リーグ、カージナルス傘下2Aでプレーした。今年は所属球団はなかったが、7月にカープアカデミーと契約。打撃力が球団関係者の目に留まり、9月に来日。現在はマツダスタジアムで行われている秋季練習に参加している。
この日のフリー打撃でも4本の柵越えを放ち、パワーをアピール。以前、同じドミニカ出身で現在ワールドシリーズ出場中のオルティス(レッドソックス)から打撃指導を受けたという。「一緒に練習をして、手の使い方とかを教えてもらった」と打ち明けた。
「面白い選手。遠くに飛ばせるしね。実戦でどれだけできるか」と興味津々の野村監督。とんでもない“掘り出し物”なのか。キャンプでベールを脱ぐ。