広島打線ド拙攻…10安打も完封負け

 「広島0-1阪神」(8日、マツダ)

 赤ヘルに1点が遠かった。0‐0の九回2死一、二塁、打席には菊池。安藤の初球を引っ張り、打球は三遊間を抜けた。二走・堂林は迷わず三塁を蹴り、サヨナラのホームへ一直線。だが左翼手・浅井から好返球。本塁目前、堂林は無念、タッチアウトとなった。

 押せ押せながら、あと1本が出なかった。三回には1死満塁の絶好機で3、4番に巡った。松山は秋山の135キロに詰まり二飛。続くキラも右飛に打ち取られた。

 六回にも2死満塁をつくると、野村監督は代打に岩本を送り勝負。143キロを捉え快音を残した打球は、惜しくも中飛。秋山に7安打を浴びせながら攻略できなかった。

 延長に入っても、得点を奪えず10安打は放ったが、今季7度目の完封負け。先週まで後半戦は1試合平均6点以上を誇った打線が、今カードの阪神3連戦で計2得点と夏ばて気味だ。

 「勝ち越す雰囲気はあり、つながったけど1本が出なかった。九回は1本出たけど、好返球にやられてしまった」と野村監督。流れは広島にあっただけに、悔しい1敗となった。

 0‐1の十一回1死一塁で三振に倒れた岩本は「何もない」と、唇をかんだ。松山は2安打は放ったが「(チャンスで打てないと)意味はない」と敗戦後、言葉少なにロッカーへと消えた。

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