マエケン粘投誓う!広島大会決勝に刺激

 広島の前田健太投手(25)が29日、粘りの投球で31日のDeNA戦(マツダ)に臨むことを誓った。28日、延長15回の死闘を演じた高校野球広島大会決勝をテレビで観戦。ピンチで必死に粘り、0点に抑え続けた新庄と瀬戸内の両投手に感動したという。DeNAとの3位攻防戦も厳しい戦いになるが、勝利のために味方打線を信じ、粘り強く投げる。

 激闘を見せた高校生の姿に感動した。28日行われた新庄対瀬戸内の広島大会決勝戦を、マツダスタジアム内のテレビで観戦した前田健。13安打を浴びながら無失点に抑えた新庄・田口、1安打無失点の瀬戸内・山岡の両投手に対し、「投手としては、打たれても抑える(田口)のも理想、打たれないで抑える(山岡)のも理想」と思わずうなった。

 内容は違えど、投手として要求されるのは無失点に抑える力。30日から始まるDeNAとの3位攻防戦で、前田健に求められるのもそれだ。「ウチの打線も調子がいい。相手投手との兼ね合いもあるけど、粘り強く投げたい」と言い切った。

 今季DeNA戦での登板は5月7日(マツダ)の1度だけ。そのときは5回を投げ、被安打3本ながら、制球の乱れや味方の失策などで4点を失い、黒星を喫した。「これからビデオとか見て対策はする」。打ち込まれた印象はないが、しっかり研究し、今度こそ0点に抑えるつもりだ。

 今や高校生が最もあこがれる存在になった前田健。瀬戸内の山岡もマエケンの投球を参考にしていると聞き、「僕も高校時代は松坂さんやダルビッシュさんを見て参考にした。自分を参考にしてもらえるのはうれしいけど、変化球は投げすぎないようにして欲しいですね」と笑みを浮かべた。高校野球真っ盛りの夏に、手本となるべく投球を鯉のエースが示す。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

carp最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(carp)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス