キラ4番デビュー!エルドに代わり昇格

 広島の新外国人、キラ・カアイフエ内野手(29)が8日、貧打線の起爆剤となることに意気込んだ。ブラッド・エルドレッド内野手(32)に代わり、9日・DeNA戦(横浜)からいよいよ1軍昇格する。野村謙二郎監督(46)は4番起用を示唆した。Aクラス入りのかかる重要な前半戦最後の9連戦。12球団ワースト得点力の赤ヘルを、ハワイアン大砲がパワーで救う。

 新助っ人砲に待望の出番が巡ってきた。この日、マツダスタジアムに荷物を取りに訪れた後、デビュー戦の地・横浜へと出発。キラは「とても楽しみ。興奮している。1軍でやるために日本に来た。チームに貢献したい」と、気合をみなぎらせた。

 4番・エルドレッドに代わり、9日から昇格する。チームは深刻な得点力不足に陥り4連敗中。チーム打率・233、244得点はいずれも12球団ワーストだ。野村監督は「キラが上がって結果を出してくれれば」と、貧打線の救世主をハワイアン大砲に託す。

 キラも役割は分かっている。「いい貢献、いいパフォーマンスがしたい。自分自身に期待している。チームをすべて1人の力で変えることはできないけど、自分のプレーをして、力を発揮して、きっかけになればいい」と起爆剤となるべく意気込んだ。

 ウエスタンでは7試合に出場し24打数7安打、打率・292、1本塁打、4打点。7日のオリックス戦(高槻萩谷)ではソロ弾含む3安打2打点と豪快リハを終えた。

 「20打席以上立ち、ゲーム勘は取り戻してきている。日本の投手は高めに投げてくる印象だけど、アジャストできる」と、準備が整ったことを強調。来日後、右肩を痛めたが今は問題ない。「シリアスなものじゃない。プレーに支障はない」と、断言した。

 DeNA3連戦は三嶋、高崎、須田といずれも右投手。打順はいきなり4番の可能性が高い。前後に座る3番・丸、5番・松山と左打者が並ぶため「打順はこれから考える」と監督。「4番・キラ」用のオーダーを組み替える考えだ。

 「自身を打者として分析すると、安定感が強み。安定した成績を最近は残してきた。厳しい外国人の4人枠はあるが、安定感で貢献したい」とキラ。一発だけでない、確実性にも自信を見せた。

 借金12の4位ながら、3~6位まで1ゲーム差にひしめく大混戦。DeNA、ヤクルト、中日と戦う前半戦最後の9連戦はAクラスをかけたヤマ場だ。キラよ頼むぞ。

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