鯉が猛攻!今季最多17安打12点

 「交流戦、広島12‐1オリックス」(17日、呉)

 呉の夜空に鯉党の歓喜の声がこだました。決定力不足の苦悩がウソのような破壊力を発揮した鯉打線。17安打、12得点はともに今季最多。広島・野村監督も「今日は気持ちがいいくらい、打線が活発に打ってくれた。言うことない」と、頬が緩みっぱなしだった。

 猛打ショーの幕が開けたのは二回だ。先頭の会沢が右前打を放つと、迎、堂林が続き、3連打で先制。さらに小窪の適時三塁打、広瀬の適時打で、今季最多の1イニング6点を奪った。その後も攻撃の手を緩めずに得点を積み重ね、序盤で勝負を決めた。

 指揮官の采配が的中した。オリックスの先発左腕、海田に対して、3番に小窪、5番に会沢を大抜てき。4番に広瀬を挟んだクリーンアップは決して破壊力があるとはいえないが、見事に機能した。

 2年ぶりに4安打をマークした小窪は「3番とかは意識せず、何とか結果を残そうと思った」と納得した表情。1軍で初めて一塁を守った会沢は「少ないチャンスをものにできたのは大きい」と笑った。

 エルドレッドや前田智が故障で離脱し、栗原は不調で2軍調整中。さらに丸もケガでスタメン回避と、打線はベストの状態ではない。「新井、緒方両打撃コーチが打順を組むのに悩んでいるが、起用した選手が働いてくれた」と野村監督。大砲不在を感じさせないほど、今の鯉打線は乗っている。

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