広島 投壊で今季最悪の11失点

 「阪神11‐3広島」(30日、甲子園)

 広島は今季ワーストの11失点で完敗。借金は再び2となった。

 今季初登板、初先発の左腕・篠田が誤算だった。二回新井良に2ランを浴びると、その後も阪神打線を止められず、5回を投げて7失点。試合の流れを完全に手放した。

 投げた5イニングのうち、先頭打者に出塁を許したのが4度。「先頭打者を出して、自分のピッチングができなかった。ボールが少しずつ甘くなったところを打たれてしまった」と反省した。

 左膝半月板損傷でオフに手術を受け、リハビリを続けてきた。ウエスタン・リーグでは2勝、防御率1・50と結果を残して1軍初登板となったが、試合を壊してしまった。

 2番手の福井もピリッとしなかった。六回からマウントに上がったが、2四球と安打で満塁のピンチを招くと、内野ゴロと味方の失策で2点を失った。七回には西岡に右中間への適時三塁打を浴びるなど、さらに2点を奪われた。八回は3人で抑えたが、広島投手陣がこの試合で三者凡退で抑えたのは、この回だけだった。

 広島投手陣は、昨年新人王の野村が故障で離脱し、大竹も背中の張りを訴えている。苦しい状況ではあるが、希望の光はある。5月1日の阪神戦、右腕の張りで出場選手登録を抹消されていた前田健が先発する。復帰するエースは、快投でチームを救えるか。

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