栗原1軍再合流へ「お騒がせしました」

 広島・栗原健太内野手(31)が、16日から1軍に再合流することが15日、わかった。14日のウオーミングアップ中に腰の張りを訴え練習を早退。この日は日南市運動公園内の室内練習場で、3軍に交じって調整した。約2時間、打撃練習を行うなど1軍と変わらないメニューを消化。最短で1軍復帰し、開幕を目指す。

 順調に動いた体に、表情は明るかった。3軍での別メニュー調整を行ったが、腰に張りは出なかった。栗原は「お騒がせしました。大丈夫ですよ。明日(16日)の1軍練習には合流できる」と笑顔を見せた。

 午前11時。飫肥杉(おびすぎ)ドームで練習を開始。約20分間のランニングで体を温めると、ダッシュなど軽快な動きだしを見せた。さらにバットを手にし、時折、内田2軍監督から打撃指導を受けながらティー打撃。約40分間、黙々と打ち込んだ。最後には送球練習も行い、約2時間の練習を終えた。

 14日のウオーミングアップ中に腰に張りを訴え、練習を早退した。06年に腰のヘルニア手術をした経緯がある。古傷だけに、再発すれば開幕までの調整に狂いが生じることは否めない。

 昨年5月に右肘を手術し、復活を期す今季。キャンプでは順調に調整していただけに周囲は慌てた。だが「昨日(14日)は、朝起きて腰が硬かっただけ」と軽症を強調。この日も患部を気にするそぶりは一切なかった。

 実戦形式の練習には参加しているが、紅白戦には出場していない。野村監督は、17日のWBC日本代表候補との練習試合について「(出場は)難しいだろう」と慎重な姿勢。それでも、現時点では23日から始まるオープン戦には出場する方向だ。背番号「5」の調整プランに大きな変更はない。

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