今村、侍ジャパン入りにも淡々

 広島・今村猛投手(21)が初の日本代表でも強心臓で挑む。11月16、18日に行われるキューバとの国際親善試合「侍ジャパンマッチ2012」で、今村が大竹、堂林とともに日本代表入りすることが18日までに内定。若き右腕は「行けと言われたので行ってきます。普通に投げて力を出せればいい」と普段通り、全く動じることなく静かに意気込んだ。

 今季69試合に登板し、85回2/3を投げ、防御率1・89、28HP。「数字だけ見たら、去年より成績は良いのでそれは良かった」と1年を振り返る。

 右のリリーフとしてはリーグでも屈指の存在に成長した。テストの場であるキューバ戦の結果次第では、来年3月のWBCでも代表入りする可能性も出てくる。

 ただ「誰が(メンバー)選ばれているのかもよく分かってないんです。(WBCに)選ばれたら光栄です」と淡々。初めて日の丸を背負うことにも、マウンド上と同様、マイペースは変わらない。これは国際舞台でも強みとなるはずだ。

 準備も怠らない。10・31からの宮崎・日南での秋季キャンプでは「ブルペン入りしないといけないでしょう」とキッパリ。疲れた体にむち打ち、シーズン仕様の肩に仕上げる考えだ。

 前回、WBCが開催された09年はまだ高校生で「よく覚えていない」と言う。同級生・堂林とともに将来の球界の宝になるであろう最速154キロの鉄腕。まずはキューバ斬りからアピールだ。

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