今秋ドラフト1位候補の西川が巧打!青学大7連勝 中大1年・東恩納撃ち 次節にも3季連続優勝決定

 「東都大学野球、青学大2-1中大」(9日、神宮球場)

 1回戦3試合が行われ、青学大が中大との接戦を制し開幕7連勝とした。今秋ドラフト1位候補の西川史礁(みしょう)外野手(4年・龍谷大平安)が、中大の1年生・東恩納蒼投手(沖縄尚学)から貴重な適時打をマーク。早ければ、日大との次カードで優勝が決まる。日大は国学院大を下し、市川祐投手(3年・関東第一)が2戦連続の完投勝利で現役投手では最多の通算11勝目。亜大は駒大に先勝した。

 打球が中堅方向へ抜けると、自然と右拳を握った。力の差を示すような一打。西川がイキの良いルーキーを仕留めた。

 「投球術がうまくて、他のチームが低めの球を振らされていた。ゾーンを上げて自分のスイングをしようと臨みました」

 中大の新星・東恩納に対し、1打席目は遊ゴロ。チームは三回まで完璧に抑え込まれた。二度もやられるわけにはいかない。四回、内野ゴロの間に1点を先制し、なおも1死三塁。カウント1-1から外角直球をはじき返し中前適時打とした。視察したヤクルト・小川GMは「全てにおいてレベルが高い」と絶賛だ。

 14日から予定される第5週で、日大から勝ち点を取り、中大が勝ち点を落とせば、3季連続の優勝が決まる。「目の前の一戦を大事に、全員で勝ちにいく」と西川。大学屈指の主砲が、頂点へと導く。

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