日本ハム・斎藤友、圧巻の三者凡退2三振「打者に攻めていくだけ」新庄監督「次も楽しみです」
「オリックス3-1日本ハム」(4日、京セラドーム大阪)
日本ハムが決定打を欠き敗戦。新庄政権初の貯金6を逃した。
八回に3番手として斎藤友が登板。最速154キロの直球を武器に福田から空振り三振、宗を見逃し三振、西川を二ゴロに打ち取り、上位打線を三者凡退に仕留めた。
移籍初の1軍登板となった1日の西武戦(ベルーナ)ではサヨナラ弾を浴びたが、この日は圧巻の投球。「ゼロで抑えるだけ、気持ちは打者に攻めていくだけ」と話し「(小1の)息子が自分が点を取られると“何で”ってなるんで。負けたくないです」と決意を語った。
新庄監督も「ボールがいいし、あんなコントロール良かったっけ?」と冗談交じりに笑う。阪神から移籍初年度の昨季はキャンプ初日に右膝前十字靱帯(じんたい)断裂の重症を負い、手術。ほぼ1年をリハビリに費やした。遠回りしたが、と問われて「けがで近道ですよ。近道と考えられるボールを放っているし。本人も『あっという間の1年』と言っていたので。あっという間に感じるということは充実したトレーニングを送れているし。そうでないと、リハビリって長いじゃないですか。次も楽しみです」と期待を込めた。