逆転負けのオリックス 平野佳は仲間をかばう「安達君も謝ってくれた、俺も悪かったしね。その後抑えられなかったから」

 9回、安田に勝ち越し打を許し、呆然とする平野(撮影・坂部計介)
 9回、小川の打球をファンブルした安達(撮影・坂部計介)
 9回、安田に勝ち越し打を許し、降板する平野(撮影・坂部計介)
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 「オリックス3-6ロッテ」(1日、ほっともっとフィールド神戸)

 オリックスが痛恨の逆転負け。3-1の九回、守備が乱れ、一挙5点を失った。

 勝利まであと3アウト。日本通算250セーブまであと1と迫っていた守護神・平野佳を投入したが、目を背けたくなるような光景が広がってしまった。守乱からの逆転負け。3連敗となった。

 2点リードの九回。先頭の小川を二ゴロに打ち取ったと思われたが…この回から守備に入った安達がファンブル。失策で出塁し、角中、石川慎の連打で1点を返される。

 なおも無死一、二塁でポランコを二ゴロ併殺打で2アウトのはずだったが、ここでも安達が失策。その後安田に逆転2点適時打が飛び出した。2点ビハインドの同回2死満塁でも、安達が失策して1イニング3失策。パ・リーグの二塁手では、史上初の出来事だった。

 上空から雨が降り注ぐ悪天候の中のプレーでもあったが、中嶋監督は「それはお互い様の話なので。ミスがあっても抑えてきたピッチャーですしね。攻める必要はないかもしれないですけど、(今日は)それができなかったという形じゃないでしょうか」と言及。まさかの敗戦となったが、切り替えて戦うしかない。

 試合後、平野佳は安達から謝罪されたことを明かし、「安達君も謝ってくれたから、俺も悪かったしね。その後抑えられたかったからっていうのはあるし、僕がやらかすこともあるし、それはもうみんな失敗することもあるので」と一切責めることはなかった。

 安達は「(悪天候の中での守備は)いやそんなのは全然ない。言い訳にならない。自分の技術不足であり、本当試合を壊してしまったのは申し訳ない。ファンのみなさんの方たちに申し訳ないという気持ち。(次カード以降へ)切り替えてやらないといけない」と悔しげに振り返っていた。

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