巨人・田口、虎キラー健在7回1失点 阪神戦6連勝「持ち味が出せたかな」

 「巨人4-1阪神」(22日、東京ドーム)

 虎キラーは今季も健在だった。巨人・田口麗斗投手(21)が7回を4安打1失点で2勝目。これで阪神戦は、昨年から自身6連勝。東京ドーム内が拍手と歓声で沸く中、お立ち台で「(阪神戦6連勝は)たまたまです。自分の持ち味が出せたかな、と思います」と白い歯をのぞかせた。

 直球、変化球がともに光り、低めの制球もさえた。初回こそ福留に先制適時打を浴びたが、その後は2安打投球。三回以降は二塁を踏ませず、凡打の山を築いた。「テンポが一番今日は合っていたと思います」。ここまで2試合は制球に苦しみ、いずれも5回で降板。だが昨季10勝中5勝をマークした阪神を相手に立て直しを示した。

 昨季からローテを守り続ける21歳。今季は「フレッシュさ、生き生きした部分をもっと出せたらいい」と話す。チームの連敗中には試合前練習から人一倍声を張り上げるなど、ゲーム以外でもチームをもり立てている。

 試合を作った田口を、高橋監督は「それなりにきっちり、先発としての役割を見せてくれたかな」と称賛。同率2位で並んでいた宿敵に連勝を許さず、カード3戦目につなげた左腕。「もっといい内容ができるはずなので、もっともっと高いレベルを求めてやっていきたい」。若き左腕が、さらなる高みを目指していく。

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