オリックス岸田シュート再習得 先発再転向へ球種増やす

 オリックス・岸田護投手(35)が先発再転向へ向けてシュートの再習得に取り組むことを23日、明かした。

 「ずっとリリーフだったから投球術を忘れてしまいました。シュートも投げ方が分からなくなった。キャンプまでに投げられるようにしておきたいです」

 2010年途中に当時の岡田監督からリリーフ転向を指示された。「JFKのイメージがあったと思うんです。“どんどん直球で押せ”という感じでした」。短いイニングで投げるのは直球とスライダーくらい。持ち球であったカーブやシュートを投げる機会はほとんどなくなった。

 先発は14年以来で、本格的な転向となれば09年以来、8年ぶり。すでにイチロー(マーリンズ)や山本昌(元中日)が取り組んできた初動負荷トレーニングを採用。年末年始もペースを変えずに練習に取り組むことで体づくりに余念はない。

 あとは投球の幅を広げるための球種を増やすこと。投手最年長がシュート再習得でローテを勝ち取る。

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