清原氏を殿堂入り候補から除外 反社会的行為受け幹事会が全会一致

 野球殿堂博物館は30日、2017年の野球殿堂入りの候補者を発表した。今年2月に覚せい剤取締法違反で逮捕され、その後に有罪判決を受けて執行猶予中となっている清原和博氏(49)は、候補者から除外された。

 清原氏は14年からプレーヤー表彰の候補者に入り、今年の投票では98票(有効投票数の22・6%)を得ていた。だが一連の事件から清原氏の反社会的な行為を重く受け止め、競技者表彰委員会の幹事会が全会一致で候補者からの除外を決めた。

 野球殿堂は選考要件で「スポーツマンシップ、誠実および観衆に与えた魅力に着目し、選考しなければいけない」と規定されており、過去に同様のケースで殿堂入り候補から除外された例もある。

 清原氏の今後について、競技者表彰委員会関係者は、覚せい剤使用という罪の重さなどを鑑みた上で「復帰の可能性はゼロではないが、非常に道は険しい」との見解を示した。

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