日本ハム・大谷が初のMVP受賞 投打で活躍も「期待に応えられたかなと自問自答」

 「NPBアワーズ2016」(28日、グランドプリンスホテル新高輪)

 パ・リーグの最優秀選手(MVP)には、日本ハム・大谷翔平投手(22)が初めて選出された。投手として21試合に登板し10勝4敗、防御率1・86をマーク。打者としては104試合で打率・322、22本塁打、67打点の好成績。投打ともに好結果を残し、チームのリーグ優勝、日本一に貢献した。

 大谷は表彰式で「パ・リーグの数多くの素晴らしい選手の中から選ばれて光栄です」と語った。質疑応答では「取れるとは思っていなかったですけど、チームが日本一になったので、そのおかげかなと思います。(栗山監督には)入団当初から迷惑もかけてますし、心配もかけてますけど、こうやって取れることができたのは栗山監督のおかげかなと思っています」と感謝の言葉を口にした。

 ただ成績については、「(投手としては)序盤から迷惑をかけましたし、期待していただいた分、足りていなかった。(野手としては)投げられない期間に多くDHで出場させていただいたんですけど、それも期待に応えられたかなと自問自答している。もっと自信を持って今年はやれたと言えるように、来年は頑張りたい」と、さらなる進化を誓った。

 日本ハム選手のMVP受賞は、62年(当時東映)の張本勲、80年の木田勇、81年の江夏豊、06年の小笠原道大、07、09年のダルビッシュ有、12年の吉川光夫に次いで8度目(7人目)。

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