履正社・竹田1失点完投 ヤクルト・ドラ1寺島の助言胸に

 「明治神宮野球大会高校の部・1回戦、履正社5-1仙台育英」(11日、神宮球場)

 履正社はエース・竹田祐投手(2年)が、ヤクルトからドラフト1位指名を受けた寺島成輝投手(3年)の助言を胸に、1失点完投。8強へ駒を進めた。

 厳しい先輩の一言が竹田の背中を押した。「軸を意識しろ」と聞こえてきた寺島の声-。「崩れそうな時に、その言葉を意識した」と明かした右腕が、1失点で9回を投げきった。岡田龍生監督(55)の「寺島よりも先に神宮1勝をしろ」というゲキにも応えた。

 大阪、近畿大会とは違い、序盤から直球で相手打線をねじ伏せた。最速141キロを計測し、「打者をめがけて投げることで内角に投げるコツをつかんだ」と両コーナーを突けるようになった。

 スライダー主体の投球から、ガラリと変ぼうを遂げた右腕。新チーム発足当初は寺島から「全然あかんな」と厳しい言葉を投げかけられた。応援に駆けつけた前エースに、成長した姿を見せつけた竹田は「自信になりました」と笑った。

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