白紙の外れくじ効果で勘違いなし プロ野球ドラフト

 「プロ野球ドラフト会議」(20日、グランドプリンスホテル新高輪)

 1位指名で創価大・田中正義投手(22)に広島、巨人、日本ハム、ソフトバンク、ロッテの5球団、明大・柳裕也投手(22)にDeNA、中日の2球団が競合。さらに外れ1位指名では、広島、巨人、DeNA、日本ハム、ロッテの5球団が桜美林大・佐々木千隼投手(22)を指名。計3度の抽選が行われたが、今年は「外れくじ」は完全なる白紙を使用したこともあり、勘違いは起こらなかった。

 昨年までは、当たりくじ、外れくじともにドラフト会議のロゴマークが印刷され、当たりくじにのみ「交渉権確定」の文字があった。しかし昨年のドラフトでロゴマークを当たりだと勘違いしたケースがあり、変更となった。

 昨年のドラフト会議では、明大・高山に阪神とヤクルトが競合。くじを引いたヤクルト・真中監督が、外れを当たりと勘違いして、派手にガッツポーズ。場内でインタビューまで受けた。一方の阪神・金本監督は、真中監督が喜んだことで、失意の中でくじを開封せずに降壇。しかし、後に真中監督のくじが外れだったことが判明。阪神が交渉権を獲得した。

 また2005年度の高校生ドラフトでは、2件も勘違いが発生。まず巨人とオリックスが大阪桐蔭・辻内で競合して抽選となったが、オリックス・中村勝広GMが当たりくじと勘違い。その後、同じく1巡目で日本ハムとソフトバンクがともに福岡第一・陽仲寿(現在宇は改名し陽岱鋼)で競合して抽選となり、今度はソフトバンク・王監督が外れくじを当たりと勘違いした。

 巨人、日本ハムが主催者側に抗議したことで問題が発覚し、辻内の交渉権は巨人、陽仲寿の交渉権は日本ハムが獲得したと訂正された。

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