ソフトバンク崖っぷち…千賀が痛恨の初回4失点 勢い止められる

 「パCSファイナルS・第3戦、日本ハム4-1ソフトバンク」(14日、札幌ドーム)

 ソフトバンクは九回に逆転して勝った前夜の勢いを一回に止められた。先発の千賀が近藤に適時打を許し、レアードには痛恨の3ランを浴び4失点。後がない状況に追い込まれた工藤監督は「みんな一生懸命やった結果。明日(15日)、全力で戦って勝てるように」と硬い表情で話した。

 千賀は前回8日のロッテとのCSファーストS第1戦でも一回に先頭打者の清田とデスパイネにソロを打たれた。この日は先頭の西川に粘られて11球を費やして四球を与え、リズムに乗れなかった。

 今季はレアードを15打数2安打と抑えていたが、優勝争いの大詰めだった9月21日・日本ハム戦でも手痛い一発を食らっていた。「流れを止めてしまった。全てが甘かった。僕のせい」と悔やんだ。

 日本ハムに11・5ゲーム差を逆転されてリーグ3連覇を逃し、雪辱を誓って札幌に乗り込んできた指揮官は「もう一つも負けられないのは分かっている」。昨季まで2年連続日本一のプライドにかけ、引き立て役では終われない。

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