ドラ1候補の明大・柳、13K1安打完封で通算20勝

 「東京六大学野球、明大3-0慶大」(24日、神宮球場)

 明大が先勝した。ドラフト1位候補右腕・柳裕也投手(4年・横浜)が1安打完封。毎回の13三振を奪う好投で、リーグ戦通算20勝目を挙げた。

 中盤から雨が降りしきる悪コンディション。完封目前の九回には、連続四死球を与えて無死一、二塁のピンチを背負った場面で、43分間の中断があった。もっとも「あのままやっていた方がガタガタなるかなと思った。中断して気持ちも切り替えられた」と、水入りをプラスに転換。再開後は連続三振と二ゴロで反撃を断ち切った。

 善波達也監督は「いろんな条件を乗り越えてのナイスピッチング。ナイスゲーム」とエースを称賛。再開直前には「僕の重さなら固まると思って」と、マウンドを踏み固めた。指揮官直々のアシストに「監督の魂が入っていました」と笑みをこぼした柳。節目の白星を「1年秋が終わってから目標にやってきた。素直にうれしい」と喜んだ。

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