内川、満身創痍弾も…ソフト痛い逆転負けで0・5差

 「オリックス4-2ソフトバンク」(8日、京セラドーム大阪)

 負けてしまえば、自分の放った一発など振り返る意味はない。そう言わんばかりに、帰りのバスへと歩くソフトバンク・内川聖一外野手の表情は険しかった。その約1時間前には、一時リードを2点に広げる16号ソロをマーク。「決して甘いコースではなかったが」と報道陣から問いかけられた主将は「そうですか」と、ひと言だけ残し、足早にバスへと乗り込んだ。

 満身創痍(そうい)の体で、気迫のアーチを描いた。1点リードの六回2死。松葉の投じた3球目の内角高め直球を完璧に捉えた。打球は左翼席に着弾。リードを2点とする一発にベンチは勝利を確信したように沸いた。

 腰痛、首痛を抱える中、8月末以降、DHでの出場を続けていたが、7日のオリックス戦で自打球が右足ふくらはぎを直撃。途中交代した。首脳陣も8日の出場は厳しいとの見方を示していたが、主将として、4番としてグラウンドに立った。しかし勝利にはつながらず…。

 残り17試合で2位・日本ハムと0・5ゲーム差。正念場が続く。

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