巨人脅迫受けた 元暴力団関係者とされる男から

 巨人は12日、元球団職員が元暴力団組長らの関係者とされる男性から脅迫を受けたと発表した。元組長は6月16日付けで、日本野球機構(NPB)からプロ野球の試合が行われる各球場への出入りを禁止された。

 今月11日、元組長と元組長の親分筋の人物から相談を受けたという男性から、元職員の携帯電話に連絡が入り「元組長は『巨人の選手と一緒に写った写真もあるし、メールのやりとりも残してある。みんな1軍の選手ばかり十数人だ』と言っている」と伝えられた。さらに「親分筋の人は人殺しでも平気でやる怖い人だ」とも言われた。巨人の森田清司総務本部長は「職員、選手に危害を加えると脅迫を受けたと認識している」として、警視庁にも相談したという。

 元組長は自らの属性を隠し、芸能事務所の関係者と称して8球団の約30選手(引退した選手も含む)と接触。NPBの調査では全ての選手が暴力団関係者と認識していなかったことから、野球協約には抵触しないと判断している。

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