星稜の“シン・ゴジラ”寺西ほろ苦い甲子園デビュー

1回星稜1死一塁、投併殺に打ち取られる寺西建(投手市和歌山の赤羽陸)=甲子園(撮影・持木克友)
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 「全国高校野球・1回戦、市和歌山8-2星稜」(10日、甲子園球場)

 “シン・ゴジラ”の異名を取る星稜のエースで4番・寺西建投手(2年)は、ほろ苦い甲子園デビューとなった。先発マウンドでは3安打と2四球を与え、3失点で二回途中降板。そのあと右翼に守備に就いたが、八回には2死二塁から相手の右前打を後逸して打者走者まで生還させる痛恨のミスもあった。4番打者としては三回の第2打席で内野安打、八回の第4打席で左前打を放ち4打数2安打だった。

 191センチ、92キロの恵まれた体格を持つ左打者で、同校OBの松井秀喜氏(元ヤンキース)とは小、中、高校が一緒。偉大な先輩と比較されることも多いが、初めての甲子園では豪快な打撃を見せることはできなかった。寺西は「自分の力が足りなかった。3年生や応援して下さった方に申し訳ない。もっと力をつけて甲子園に帰ってきたい」と話した。

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