東邦・藤嶋が甲子園に帰ってくる!優勝決め「人生で一番うれしい瞬間」

 「高校野球愛知大会・決勝、東邦7-2愛工大名電」(30日、岡崎市民球場)

 140キロのこん身のストレートで詰まらせた。九回2死、一塁・中西が捕ってベースを踏むと、絶叫する東邦・藤嶋健人投手(3年)の元に東邦ナインが駆けだした。「人生で一番うれしい瞬間だった。ただ、うれしいのひと言です」。最後の夏も藤嶋の夏になった。

 最大のピンチは七回無死満塁。森田監督の「へばってるなら代えるぞ」の声に発奮して8番の代打・向井から2者連続三振。1番・中村も140キロ直球で右飛に打ち取った。

 最速146キロ、通算48本塁打の投打で注目を集めるドラフト候補も万全ではなかった。練習中に左手首を痛めた影響もあり、大会を通じて安打はわずか1本。その分、甲子園で暴れる。「楽しむのが目標だけど、(プロ側に)注目してもらえたらうれしい」。五輪イヤーの夏、甲子園の視線は藤嶋が独占する。

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