慶応8年ぶり決勝進出 2桁得点で桐蔭学園下す

慶応ー桐蔭学園 3回表慶応1死、左越えにソロ本塁打を放つ正木=横浜スタジアム(撮影・出月俊成)
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 「高校野球神奈川大会・準決勝、慶応10-5桐蔭学園」(30日、横浜スタジアム)

 慶応が打ち合いを制し、北神奈川大会で優勝した08年以来8年ぶりの決勝進出を果たした。

 初回に犠飛で先制。2-2の同点で迎えた三回は4番・正木智也外野手(2年)が左中間へソロを放ち、勝ち越しに成功する。四回は2番・矢沢慶大内野手(2年)の2点適時二塁打で加点。六回にも矢沢の適時二塁打などで3点を挙げた。投げては3投手のリレーで、桐蔭学園の反撃をかわした。

 昨夏大会後に就任した森林貴彦監督は、夏は初めての指揮で決勝進出。「予想通りにしんどい試合だったけど、大観衆の中でできるのは幸せ。楽しい3時間だった」と、笑顔を見せた。今大会5試合目となる2桁得点に「春打てなくて、夏に打ちたいとやってきた成果が出ている」と、ナインをたたえた。

 正木は準々決勝・東海大相模戦で2本塁打を放っており、2戦連発。スタンド上段にまで達する一撃に「気持ちよかった」と、端正なマスクをほころばせた。

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