中日 捕手・杉山が担架で退場、バレンティンのバットが頭部直撃 脳には異常なし

 「中日-ヤクルト」(24日、ナゴヤドーム)

 中日・杉山捕手がヤクルト・バレンティンの振ったバットを頭に受け、途中退場した。

 五回のヤクルトの攻撃でバレンティンが大きくスイングした後に、捕球態勢を取っていた杉山の頭頂部をバットの芯に近い部分が、かなりのスピードで直撃した。

 捕手用のヘルメットをかぶって守備に就いていた杉山だが、昏倒してしばらく動けない状態。その周りを谷繁監督やナインが取り囲み、球場内にはざわめきが起こった。

 杉山はそのまま担架に乗せられて退場。中日は急きょ、捕手を桂に交代させた。

 中日は試合後、頭部を負傷した杉山は愛知県長久手市内の病院で検査の結果、脳に異常はなく、左頭部の打撲と切傷と診断されたと発表した。

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